吉沢亮のおすすめ映画・ドラマ5選!”美しさを崩す芝居”に沼る見る順番

吉沢亮さんは、まず「美しい俳優」として知られています。整った顔立ちと端正な佇まいは、それだけで画面を華やかにする強い武器です。けれど、吉沢さんの本当の面白さは、その美しさに寄りかからないところにあります。むしろ、第一印象の端正さを、役の感情や体当たりの芝居で自ら崩していく。そこにこの俳優ならではの奥行きがあります。

泥臭い戦場の少年も、カリスマ的な不良の総長も、言葉にならない葛藤を抱えた息子も、芸に取り憑かれた歌舞伎役者も、脱力系のコメディも、どれも同じ人が演じています。美しいだけの記号にとどまらず、生々しい感情でその美しさを揺さぶっていく。この「美しさと、それを崩す芝居」の落差こそ、吉沢亮さんを見る一番の楽しみです。

この記事では、入門におすすめの厳選5作品を、見る順番つきで紹介します。まずは代表作の歴史大作から入って、アクション、繊細な人間ドラマ、芸道の頂点、そして脱力コメディへと、役の幅と崩しっぷりを追っていく流れです。

🎬 吉沢亮さん作品を見る順番

① キングダム → ② 東京リベンジャーズ → ③ ぼくが生きてる、ふたつの世界 → ④ 国宝 → ⑤ ババンババンバンバンパイア

①で代表作の一人二役をつかみ、②でカリスマ性、③で繊細な葛藤へ。④で芸に懸ける凄み、⑤で脱力の可笑しさを見る並びです。

吉沢亮の沼にハマる!絶対に見るべきおすすめ出演作5選

映画『キングダム』:漂・嬴政役!一人二役で魅せる泥臭さと気高さ

まず1本目は、吉沢亮さんの代表作として外せない歴史大作です。2019年公開、佐藤信介監督が原泰久さんの人気漫画を実写映画化したアクション超大作。紀元前の中国・春秋戦国時代を舞台に、大将軍を夢見る戦災孤児の少年・信の戦いを、圧倒的なスケールで描きます。(映画『キングダム』公式サイト

主演の信を演じるのが山﨑賢人さん。吉沢亮さんは、信の親友で王宮に召される少年・漂と、のちの始皇帝となる若き王・嬴政の一人二役を演じ分けます。共演は山の民の王・楊端和役の長澤まさみさん、大将軍・王騎役の大沢たかおさん、河了貂役の橋本環奈さん。

個人的に忘れられないのは、冒頭で漂が致命傷を負いながら、信に地図を託す場面です。同じ顔の漂と嬴政が、まるで別人のように見える。命を懸けて友に未来を託す漂の必死さと、玉座を追われてなお気高さを失わない嬴政。その二役の落差が、物語全体の推進力になっている。泥臭さと気高さを一人で背負う、吉沢さんの器の大きさが際立ちます。

この作品の見どころ

迫力の合戦アクションと、壮大な世界観を楽しめる娯楽大作です。吉沢さんはこの漂・嬴政の一人二役で、第43回日本アカデミー賞の最優秀助演男優賞と第62回ブルーリボン賞の助演男優賞を受賞しました。まず代表作として押さえておきたい一本です。

公式の予告。壮大なスケールと、吉沢さんの二役の存在感が短くつかめます。

映画『東京リベンジャーズ』:マイキー役!カリスマと孤独をまとう無敵の総長

2本目は、吉沢亮さんのカリスマ性が炸裂するアクション作です。2021年公開、英勉監督が和久井健さんの大ヒット漫画を実写映画化した作品。人生どん底のタケミチが過去へタイムリープし、最凶の不良組織「東京卍會」に潜り込み、恋人や仲間を救おうとする物語です。(映画『東京リベンジャーズ』公式サイト

吉沢亮さんが演じるマイキー(佐野万次郎)は、東京卍會を率いる若きカリスマ総長。圧倒的な喧嘩の強さと求心力で仲間を惹きつける、無敵の存在です。主演のタケミチ役は北村匠海さん、マイキーの盟友ドラケン役は山田裕貴さん、ヒロイン・ヒナタ役は今田美桜さん。

強く胸に迫るのは、マイキーがドラケンを思って涙を見せる場面です。誰もが恐れる最強のカリスマが、大切な相棒の前ではもろさをのぞかせる。強さの裏にある孤独と、仲間への深い情が、ふいにあふれ出す。近寄りがたい華やかさと、その奥の繊細さ。両方を宿すことで、マイキーという存在に一気に厚みが出ています。

この作品の見どころ

迫力の不良アクションと、熱い友情や絆を楽しめるエンタメ作です。続編も作られた人気シリーズで、吉沢さんの「ただ美しいだけではない」カリスマ性を存分に味わえます。アクションから入りたい人にぴったりの一本です。

ワーナー公式の本予告。作品の熱量と、マイキーの佇まいが短くつかめます。

映画『ぼくが生きてる、ふたつの世界』:五十嵐大役!耳の聞こえない両親と生きる葛藤

3本目は、吉沢亮さんの繊細な芝居がじんわり沁みる人間ドラマです。2024年公開、呉美保監督が作家・五十嵐大さんの自伝的エッセイを映画化した作品。耳の聞こえない両親のもとに生まれ育った「コーダ」の青年が、聴こえる世界と聴こえない世界のあいだで揺れながら生きる姿を描きます。(映画『ぼくが生きてる、ふたつの世界』公式サイト

吉沢亮さんが演じる五十嵐大は、耳の聞こえない両親を持つことに複雑な思いを抱えながら成長し、やがて故郷を離れていく息子。手話でしか会話できない母を演じるのは、ろう者の俳優・忍足亜希子さん。父役はユースケ・サンタマリアさんです。吉沢さんは撮影のために手話を習得し、その手話は忍足さんからも称賛されました。

とりわけ胸に残るのは、終盤で、上京前の親子の一日と、駅の回想がつながっていく場面です。うまく伝えられなかった感謝や後悔が、言葉にならないまま静かに満ちていく。派手な涙や叫びではなく、抑えた表情の奥から、親子の年月がにじみ出してくる。説明を削ぎ落とした繊細な芝居で、吉沢さんが観る人の心を揺らします。

この作品の見どころ

静かで、余韻の深い家族の物語です。派手な展開よりも、親子の心の機微をていねいに描く作品。吉沢さんはこの演技で、日本映画批評家大賞の主演男優賞など高い評価を受けました。抑えた芝居の深さを見たい人におすすめです。

ギャガ公式の本予告。母と息子の、切なくも温かい空気が伝わります。

映画『国宝』:立花喜久雄役!芸に人生を懸ける歌舞伎役者の凄みと生き様

4本目は、吉沢亮さんの凄みが頂点に達する一本です。2025年公開、李相日監督が吉田修一さんの小説を映画化した人間ドラマ。任侠の家に生まれた少年が、歌舞伎の名門に引き取られ、芸の世界で頂点を目指していく数十年の物語を、重厚に描きます。(映画『国宝』公式サイト

吉沢亮さんが演じる立花喜久雄は、血のつながらない歌舞伎の世界に飛び込み、女形として芸を磨き上げていく男。名門の御曹司でありライバルでもある俊介役の横浜流星さんと、才能をぶつけ合いながら芸道を歩みます。共演は歌舞伎役者・花井半二郎役の渡辺謙さんら。PG12指定の作品です。

深く印象に残るのは、終盤で、喜久雄が俊介を支えながら花道を歩く場面です。芸のためにすべてを捧げてきた人生の重みが、一歩一歩に宿っている。ライバルであり同志でもある二人の関係が、静かな所作の中に凝縮されていく。美しさを超えて、業や凄みまで背負う吉沢さんの到達点といえる役です。

この作品の見どころ

芸道に生きる人間の業と美を描いた、見応え抜群の重厚作です。邦画実写として22年ぶりに歴代興行収入1位を記録し、吉沢さんはこの喜久雄役で第49回日本アカデミー賞の最優秀主演男優賞に輝きました。吉沢さんの凄みを深く知りたい人に、ぜひ観てほしい一本です。

公式の予告。芸道の厳しさと、喜久雄の背負うものの重みが短くつかめます。

映画『ババンババンバンバンパイア』:森蘭丸役!真面目な450歳バンパイアの脱力コメディ

最後は、吉沢亮さんの脱力っぷりが楽しい肩の凝らないコメディで締めます。2025年公開、浜崎慎治監督が奥嶋ひろまささんの人気漫画を実写映画化したコメディ。銭湯に住み込むバンパイアが巻き起こす、ゆるくて可笑しい騒動を描きます。(映画『ババンババンバンバンパイア』公式サイト

吉沢亮さんが演じる森蘭丸の正体は、450歳のバンパイア。至高の味という“18歳童貞の血”を求めて、銭湯の一人息子で15歳の立野李仁の純潔を、日々真面目に見守っています。ところが李仁がクラスメイトの篠塚葵に一目ぼれしたことで、蘭丸は彼の恋を全力で阻止しようと動き出します。共演は李仁役の板垣李光人さん、葵役の原菜乃華さん、眞栄田郷敦さん。

見ていて可笑しいのは、蘭丸が葵の家を訪ねて恋を阻止しようとしたはずが、逆に葵から好意を向けられてしまう場面です。計画は大真面目なのに、ことごとく空回りしていく。恐ろしいはずのバンパイアが、恋愛の前ではおろおろと振り回される。端正な吉沢さんが全力でおかしなことをやる、その振り幅そのものが笑いになっています。

この作品の見どころ

ゆるくて笑える、力を抜いて楽しめるコメディです。重厚な『国宝』のあとに観ると、同じ俳優とは思えない落差に驚かされます。吉沢さんのチャーミングでコミカルな一面を味わえる一本です。

松竹公式の本予告。作品の脱力した空気と、蘭丸の可笑しさが短くつかめます。

【比較表】吉沢亮の出演作5選を徹底比較!ピッタリの選び方

作品名 種別・役どころ 見やすさ こんな面が見たい人に
キングダム 映画/漂・嬴政(一人二役) 134分・アクション大作 泥臭さと気高さの演じ分け
東京リベンジャーズ 映画/総長・マイキー 120分・不良アクション カリスマと孤独の落差
ぼくが生きてる、ふたつの世界 映画/息子・五十嵐大(主演) 105分・人間ドラマ 言葉にならない葛藤
国宝 映画/歌舞伎役者・立花喜久雄(主演) 174分・PG12の重厚ドラマ 芸に懸ける凄みと業
ババンババンバンバンパイア 映画/バンパイア・森蘭丸(主演) 105分・脱力コメディ 全力でおかしな振り幅

迫力の大作なら『キングダム』、熱いアクションなら『東京リベンジャーズ』、静かな人間ドラマなら『ぼくが生きてる、ふたつの世界』、重厚な芸道劇なら『国宝』、笑って力を抜きたいなら『ババンババンバンバンパイア』。凄みから脱力まで振り幅が大きいので、その日の気分で選んで問題ありません。

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吉沢亮の基本プロフィールと知っておきたい経歴

名前 吉沢亮(よしざわ りょう)
生年月日 1994年2月1日
出身地 東京都
所属事務所 アミューズ
注目作 2011年/『仮面ライダーフォーゼ』(仮面ライダーメテオ役)
主な主演 大河ドラマ『青天を衝け』/映画『国宝』 など

受賞歴:日本アカデミー賞で最優秀助演男優賞・最優秀主演男優賞を獲得!

吉沢亮さんの実力は、日本アカデミー賞の歩みを見れば一目瞭然です。2019年公開の『リバーズ・エッジ』で第42回の新人俳優賞を受賞すると、同じ年の『キングダム』での漂・嬴政の一人二役が高く評価され、翌年の第43回で最優秀助演男優賞に輝きました。あわせて第62回ブルーリボン賞の助演男優賞も獲得しています。

そして到達点となったのが『国宝』です。歌舞伎役者・立花喜久雄を演じ、2026年の第49回日本アカデミー賞で最優秀主演男優賞を受賞。助演での最優秀に続き、主演でも頂点に立ちました。『国宝』は最優秀作品賞をはじめ主要部門を席巻し、興行的にも歴史的な大ヒットに。助演でも主演でも最優秀賞を獲るという、名実ともに日本を代表する実力派です。

これまでの歩み:『仮面ライダーフォーゼ』から大河主演・実力派トップへ

吉沢亮さんは、10代でジュノン・スーパーボーイ・コンテストに出場したことをきっかけに芸能界へ。2011年放送の特撮ドラマ『仮面ライダーフォーゼ』で、仮面ライダーメテオ/朔田流星役を演じて注目を集めます。その後、2017年の映画『銀魂』での沖田総悟役などで人気を広げていきました。

2018年の『リバーズ・エッジ』、2019年の『キングダム』で映画賞の評価を確立すると、2021年には大河ドラマ『青天を衝け』で渋沢栄一を演じ、平成生まれ初の大河ドラマ主演俳優となります。連続テレビ小説『なつぞら』、ドラマ『PICU 小児集中治療室』などでも主演を重ね、2025年の『国宝』で頂点へ。特撮ヒーローから実力派トップ俳優へと駆け上がった、努力の人です。

東京都出身・1994年生まれ!端正なルックスと圧倒的な演技力のギャップ

東京都出身、1994年生まれの吉沢亮さん。「国宝級イケメン」とも称される端正なルックスで知られていますが、その魅力は見た目だけにとどまりません。むしろ、整った容姿のイメージをあえて裏切るような役に、体当たりで挑み続けているのが吉沢さんの持ち味です。

脱力コメディで全力でおどけるかと思えば、歌舞伎の女形として芸の業を背負い、手話を一から習得してろう者の家族の物語に臨む。役のためにイメージも所作も作り替えるストイックさが、端正な見た目とのギャップを生んでいます。美しい第一印象と、その奥にある徹底した役づくり。この落差こそが、幅広い世代を惹きつける理由です。

吉沢亮の演技の魅力:端正な美しさを、生々しい感情で崩していく面白さ

この5本は、「美しさ」と「それを崩す芝居」の2つに注目して見ると面白さが変わります。吉沢亮さんは、まず「美しい俳優」という強い第一印象を持たれています。その端正さを、役の感情で少しずつ崩していくところが、この俳優のいちばん面白いところです。整った見た目のまま止まらず、生々しい感情でその美しさを揺さぶっていく。

面白いのは、崩し方が役ごとにまるで違うところです。キングダムでは泥臭い必死さで、マイキーではカリスマの奥にのぞく涙で、五十嵐大では言葉にならない葛藤で、喜久雄では芸に取り憑かれた業で、蘭丸では全力の空回りで。同じ美しさを土台にしながら、どんな感情でそれを崩すかによって、まったく違う人物に見えていきます。

もうひとつの魅力は、その落差の大きさです。重厚な『国宝』の凄みと、脱力コメディ『ババンババンバンバンパイア』の可笑しさが、同じ俳優から生まれている。端正な見た目があるからこそ、それを崩したときの振れ幅が際立ちます。5本を順に見ていくと、吉沢さんが美しさをどう崩しているかが、はっきり見えてきます。

まとめ|吉沢亮の出演作、迷った時はこの順番で見るのがおすすめ!

最初の1本は『キングダム』です。代表作の一人二役を通して、吉沢亮さんの演じ分けの面白さにすっと入っていけます。ここを入口にしてください。

次に『東京リベンジャーズ』でカリスマ性を、『ぼくが生きてる、ふたつの世界』で繊細な葛藤を味わう。そのあと『国宝』で芸に懸ける凄みを見て、最後に『ババンババンバンバンパイア』で力を抜く。大作から脱力コメディへと進む順番で並べると、この俳優の振り幅と、美しさの崩しっぷりが体感できます。

時間が限られているなら、『国宝』と『ババンババンバンバンパイア』の2本で構いません。芸に人生を懸ける凄みと、全力で可笑しい脱力コメディ。この2役の距離が、そのまま吉沢亮さんという俳優の幅です。

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山﨑賢人(『キングダム』共演)/長澤まさみ(『キングダム』共演)/横浜流星(『国宝』共演)

参照した公式情報・確認先
映画『キングダム』公式サイト
映画『東京リベンジャーズ』公式サイト
映画『ぼくが生きてる、ふたつの世界』公式サイト
映画『国宝』公式サイト
映画『ババンババンバンバンパイア』公式サイト
日本アカデミー賞公式サイト

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