日本の食文化は、その多様性と歴史によって世界中で称賛されています!!
その中でも、地域ごとの個性が反映された料理は、私たちに驚きと興奮をもたらしてくれます。

本記事では、そんな魅力ある一品『むじなそば』に焦点を当て、その謎めいた魅力と由来に迫ってみましょう。
「むじなそばとは?」その名前にはどのような意味が込められているのでしょうか。
また、この食べ物がどのようにして生まれ、どのような歴史を辿ってきたのか、また、その由来にはどのような物語が隠されているのか。
これらの疑問に答えるため、我々はむじなそばの奥深い世界に足を踏み入れてみることとしましょう。
日本の食卓に彩りを添えるこの料理の真実に迫り、その旅路をたどることで、日本の食の歴史と地域の絆を感じていただければ幸いです。
むじなそばとは?
関西方面の方たちには「むじなそば」って馴染みが無いようですが、関東ではキツネ(油揚げ)とタヌキ(天かす)で合わせて貉(むじな)という呼び方をします。
そういう所から「むじなそば」最大特徴と言って挙げられるのが、純粋にたぬきそばの揚げ玉ときつねそばの油揚げを一緒にのせたそばというところです。
私も含めてですが、どちらも好きな方には、たまらない逸品ですね。
全国どこでも共通認識である油揚げの「きつねそば」や天かすの「たぬきそば」のように、どちらか一方の具材だと、この呼び名にはならないので注意が必要です!!

むじなそばの発祥はどこか?
調べてみたところ、東京都葛飾区立石にあった「松月庵」さんが『むじなそば』の発祥とされていました。
「同じ穴のムジナ」にちなんで名付けたものが、東京周辺に広まった”
という説あり。
おそらく東京の下町では昔から食べられていたであろうむじなそば、東京都葛飾区立石にあった「松月庵」さんは、残念なことに2017年3月に閉店していました…。
東京都内でも、発祥店との関係は不明ですが、同名の松月庵さんは26店舗存在してました。
すべての店舗でむじなそばがメニューにあるのかは不明ですが、私も近いうちに食べに行きたいと思います。
皆さんも機会があれば食べてみては如何でしょうか?
むじなそばの現代に至るまでの由来と歴史


きつねそばの名前の由来というのは、油揚げ=「きつね」に由来し、甘辛く味付けされた油揚げの入ったそばの事を呼びます。
寒い季節に温かいつゆのそばとして、また夏には冷たいつゆで冷たいそばとしても楽しむことができます。
その他にも、トッピングやつゆのアレンジによって、さまざまな味わいを楽しむことができますね。
素朴で美味しい味わいが特徴のきつねそばは、日本全国で幅広く愛されていますよね!
昔から日本の伝統的なそば料理として、観光客や外国人にも人気があり、日本文化を体験する一つの手段としても重要な存在です。
一方でたぬきそばの名前の由来ですが、調べてみたところ諸説ありましたが、天ぷらのたねをぬいたもの(たね抜き)が語源となってたぬき(揚げ玉)とした説(東日本)が有名です。
そんなたぬきですがなんと大阪では油揚げの入ったそばをたぬきと呼ぶことがあるらしいのです。
またまた京都においては刻んだ油揚げの上から、くずあんを掛けたうどんをたぬきと呼ぶそうです。
これらのことから知名度はきつね>たぬき>むじなになりますね。
大阪などのたぬきの件からも、むじなは東日本(関東)が発祥でそこから広がったことで間違いないのではと思います。
どんなものなのかを聞くと、油揚げと天かすの両方を入れたものを「むじな(そば・うどん)」と呼ぶのだそうです。
「むじなうどん」の名前の由来は「たぬき」でも「きつね」でもない「おばけ」ということ、そして小泉八雲の『怪談』に登場する「ムジナ」(のっぺらぼうの妖怪が営む蕎麦屋の屋台が登場する)から来ていると考えられる。
ムジナ(貉、狢)とは、主にアナグマのことを指す。
時代や地方によってはタヌキやハクビシンを指したり、これらの種をはっきり区別することなくまとめて指している場合もある。
この混乱は、「マミ」のような地方名を交えて、非常に複雑な様相を呈している。
ムジナの候補のひとつとされるハクビシンは南方系の動物でありながら、九州に生息しておらず、四国および本州に生息していることや日本における生息が比較的近年まで確認されていなかった事実から帰化動物とされているが、ムジナとしてアナグマやタヌキと混同され、または雷獣として認識された、日本の在来種であったという説もある。
ムジナの大きさは犬くらいで後ろ足に比べて前足は短く、毛の色は茶色。
歳をとると背中に白色(黒色)の毛が十字に生え、人を化かせるようになる。また、各地によって多少は異なっており、人の三倍の速差で走ることが出来たり、雌雄の仲が良かったりする。
むじなの化かし方は大きく分けて3つあり、1つ目は田や道を深い川のように思わせる。
2つ目は馬糞をまんじゅうに、肥溜めを風呂のように思わせる。3つめは方向感覚をなくすということである。
このほかにも人を何人も殺す凶悪なむじながおり、一部の地域ではそれをおおむじなと呼ぶことがある
むじなそばの簡単なレシピ

- 蕎麦(乾麺)1束(80g)
- 水(ゆで麺用)1L
- ほうれん草1束
- 麺つゆ(3倍濃縮)100cc
- 水400cc
- 刻み揚げ(市販品味付き)軽く一握り
- 揚げ玉大さじ2〜3
- とろろ昆布大さじに一盛り位
- 長ネギ(輪切の刻み)大さじ1
- 七味唐辛子少々
- 〈下準備〉
薬味風(大体の輪切り)のネギに刻み、常温の水にさらしておく - 〈鍋に湯を沸かす〉
麺用に鍋へタップリ(1L以上)の湯を沸かし、沸騰したら麺がくっつき合わないようにバラしながら入れ、袋表示(4~5分目安)の時間茹でる - 〈つゆを温める〉
麺つゆを水で割りあたためる - 〈ほうれん草を茹でる〉
麺を茹でている間に、同じ鍋で、ほうれん草をサッと色が鮮やかになる位に茹で上げ、4㎝くらいの長さに切り揃えておく - 〈盛り付け〉
・麺つゆを丼に入れを温めたら1旦鍋に戻す
・茹であがったそばを丼に盛る
・温めた麺つゆをかけ、具材を乗せる - 〈仕上げ〉
薬味ネギを添え、お好みで七味唐辛子をかける
口コミから見るむじなそばの食べられる場所
立喰そば 八兆
むじなそば
460円#千歳船橋#立ち食いそば#立喰そば#たぬきときつね#八兆 pic.twitter.com/yjmJU3umTz— sakanamumumu (@sakanamumumu) July 12, 2021
しぶそば@池袋
むじなそば+いなり
急ぐし寒いしな時に便利な駅ナカの
立ち食いそば。
お揚げが被ったけど好きだから問題なし!
立ち食いそばは店により個性が有るから
オモシロイ。
温まって美味い!#しぶそば#立ち食いそば#そば pic.twitter.com/YVYizDTeGY— mazetai (@shirunashisuki) December 21, 2022
しぶそば@池袋
むじなそば+いなり
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ブランチ!😆
早朝、渋谷の交差点が酷いことに😰かなり時間をロスした😫お祭り騒ぎは勝手にやればいいがコッチは仕事👊マジで勘弁してほしい😤朝から激オコだ😤😤😤
しぶそば池袋店限定『むじなそば』に『堀川ごぼう天と春菊天』と『玉子』そろそろ年越しそばも注文しなくちゃだな😆#池袋 #しぶそば pic.twitter.com/9sxu7teMBf— 三浦@社畜の生き様見さらせや2023🤤 (@miura_tetsu) December 2, 2022
ここを取りに行きたいなー😉
今日のお昼は太田強戸PAの「むじなそば」
#カリカリとっちゃん
#しっとりあいこ pic.twitter.com/zFjrPmcsfT— 蓮実麺業 (@hasumi_mengyou) January 29, 2023
【2025最新】Q&A:むじなそばの発祥・歴史・食べ方に関する疑問を解消
近年、そのユニークな名称と具材の組み合わせで注目を集めるむじなそばについて、発祥の地や現代に至るまでの歴史、そしてその簡単なレシピなど、読者から寄せられるであろう疑問をQ&A形式で徹底解説します。
Q1: そもそも「むじなそば」とはどのような食べ物ですか?
A: むじなそばとは、一般的に、きつね(油揚げ)とたぬき(天かす)の両方を具材として乗せたそばを指します。
- 名前の由来: 「むじな(狢)」は、タヌキやアナグマの総称として使われることがあり、「きつね(油揚げ)」と「たぬき(天かす)」という二種類の動物に見立てた具材を両方乗せることから、その名が付いたとされています。
- 具材の特徴: 油揚げから出る甘い出汁と、天かすから出る油のコクが合わさり、風味豊かなつゆとそばの組み合わせを楽しめます。
Q2: むじなそばはどこが発祥の地なのですか?
A: むじなそばの明確な発祥地や考案者は特定されていませんが、関東地方のそば・うどん店で生まれたという説が有力です。
「きつねそば」や「たぬきそば」が一般的なメニューとして定着している地域で、「どちらの具材も楽しみたい」という客の要望に応える形で、自然発生的にメニューに加えられていったと考えられています。特に、東京を中心とした蕎麦文化の中で歴史が育まれたとされています。
Q3: むじなそばの現代に至るまでの由来と歴史を教えてください。
A: むじなそばの歴史は、明治・大正時代頃に「たぬきそば」や「きつねそば」が普及した後に始まっています。
- 成立の背景: 「きつね」と「たぬき」という具材の呼び名が広く浸透した後、両方を同時に注文する裏メニュー的な存在として広がり始めました。
- 名称の由来の深化: 両方の具材を乗せることから、タヌキやアナグマを指す「むじな」という言葉が、このユニークな組み合わせに当てはめられ、正式なメニュー名として定着しました。
- 現代の認識: 現在では、関東地方を中心に多くのそば店で定番のメニューの一つとして提供されており、「いいとこ取りの贅沢なそば」として親しまれています。
Q4: 家庭で手軽に作れるむじなそばの簡単なレシピはありますか?
A: むじなそばは、市販の具材とそばつゆを使えば、ご家庭で非常に簡単に再現できます。
- 具材の準備: 市販の油揚げ(甘辛く煮たもの、またはめんつゆで煮る)と、市販の天かす(揚げ玉)を用意します。
- そばを茹でる: 生麺または乾麺のそばを茹でて、湯を切ります。
- つゆの準備: 顆粒だしやめんつゆを使い、温かいそばつゆを用意します。
- 盛り付け: 器にそばを入れ、温かいつゆを注ぎ、上から油揚げと天かすをたっぷり乗せたら完成です。ネギやわかめを添えると、より本格的になります。
Q5: 口コミで評判のむじなそばが食べられる場所はどこですか?
A: むじなそばは、特に以下の場所で提供されていることが多いです。
- 老舗のそば・うどん店: 発祥の地である関東(東京・神奈川など)を中心とした、昔ながらのそば屋では定番メニューとして人気があります。
- 駅そば・立ち食いそば: 時間がないサラリーマン層などをターゲットにした駅構内の立ち食いそば店でも、満足度の高いメニューとして提供されています。
口コミを確認する際は、「きつねとたぬきの両方が入っている」ことを確認した上で、地域の名店を探してみると、より美味しいうどんそばに出会えるでしょう。
むじなそばとは?発祥と由来のまとめ

蕎麦屋さんのメニューで時々見かけるむじなそばですが、きつねうどんやたぬきそばなどとは違い今一知名度が低いですよね!
私自身もそんなに食べたことはありません。
むじなそばについて色々と調べてみましたが全国的には広まっていないように思います。
私が知らないだけかもしれませんが確認できたのは西では京都、北は青森辺りでもあったらしいです。
まだあまり馴染みのない「むじなそば」ですが、素朴なトッピングや簡素な味わいから、これから何かの拍子で流行ったりするかもしれません。
もしまだ食べた事の無い方がいらっしゃったら、是非とも食べてみてくださいね。
